公開日: 最終更新日: カテゴリー:お酒が弱い 投稿者:KISLipスタッフ
先日、「飲酒後に顔が赤くなる人は骨折リスクに要注意」という記事を見ました。
慶応義塾大学医学部整形外科学教室・宮本健史准教授グループの研究によると、遺伝的にお酒を飲んで赤くなりやすい体質の人は、そうでない人に比べて2.48倍、骨粗鬆症による大腿骨近位部骨折をおこしやすくなるということが明らかになりました(2017年3月27日、学際的総合ジャーナルScientific Reports誌に掲載)。
詳しくはこちら https://allabout.co.jp/gm/gc/468706/
お酒が強いか弱いかは遺伝子的に決まっていると以前ブログでもお伝えしました。
その時の記事はこちら https://kislip.jp/liquor-beauty-health/3298/
お酒が弱くすぐに赤くなる人や気分が悪くなる人は、もともとアルコール分解酵素やアセトアルデヒド分解酵素を体内にあまり持っていません。
この研究では、お酒を飲むと赤くなる体質の原因とみられる遺伝子多型rs671に着目し、大腿骨近位部骨折を起こした人と、全く骨粗鬆症などの問題もない正常な人のゲノムDNAを回収し調べたところ、骨折を起こした人たちは正常な人たちに比べてrs671保有率が高いこと。そして保有により骨折リスクが2.48倍高くなることが明らかにされました。
お酒が弱いことが遺伝であるように、骨折しやすいことも遺伝が関係するようです。
この研究で、普段の飲酒量に関係なく、骨粗鬆症による大腿骨骨折を起こしやすいということがわかりました。
大腿骨骨折は以前から遺伝性があることが知られていたようですよ。
費用のかかる遺伝子レベルでの検査などを受けなくても、遺伝的に骨折リスクが高い体質かどうかということが飲酒後の顔色で推測できるということです。
もちろん、遺伝だけでなく、栄養不足や運動不足が骨密度の低下に繋がり骨折しやすい人も増えているようです。
飲酒後、真っ赤になってしまう人は、飲酒を控えたり、日頃から骨の健康を意識したり、生活の中で転倒防止することが骨折予防に繋がります。
遺伝的なことは変えられませんが、骨の健康を考えるきっかけになってほしいです。
それでは、
もっと素敵な明日へ!
もっと輝く未来を!
KISLipスタッフ
酵素をこよなく愛し、酵素の良さ、大切さを、日本と世界に発信しています。
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