公開日: 最終更新日: カテゴリー:本当の酵素の働きについて 投稿者:KISLipスタッフ
そもそも牛乳をどうやって噛むのか?という疑問はありますが、
そう教える人がいた背景には、
牛乳噛んで飲めば、その間唾液と混じり合って消化が良くなると考えられていたそうです。(迷信のような話)
唾液には、アミラーゼという消化酵素が存在します。
アミラーゼという酵素は、デンプンの中のアミロースやアミロペクチンなどの糖質を分解し、グルロースやマルトースやオリゴ糖に変換します。
しかし、牛乳は唾液と混じり合っても消化は促進されないのです。
牛乳の消化に必要なラクターゼという酵素があるのは小腸で、正確には十二指腸から空腸という部分の上部までということです。
お腹が痛くなるのを防ぐ為、冷たい牛乳を体温に近い温度にするという目的と、
ラクターゼを働きやすくする為にガブガブ飲むのではなく、ゆっくりお腹に入れるという効果はありそうです。
もし、ラクターゼを分泌しない人が牛乳を飲むと、カルシウムは上手く吸収されず、対外に出てしまいます。いくら乳製品を摂ってもせっかくのカルシウムがムダになりますよね。
このことが原因で、骨を弱くなったり、骨粗しょう症の発生率を高めてしまうことも考えられます。
ちなみにこのラクターゼが一番多く分泌されるのは、乳幼児から離乳時で成長とともに減少していく酵素です。
いくら、良いものを食べたり飲んだりしても、“酵素ありき”なんですね。
酵素って必要なの?→https://kislip.jp/enzyme-ability/enzyme-need/
KISLipスタッフ
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