公開日: 最終更新日: カテゴリー:アルコールの分解について 投稿者:KISLipスタッフ
お酒を飲むとグラス一杯ですぐに顔が赤くなる。
なんとかしたい!
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
アジア人、特に日本人に多い、お酒を飲んだ時に顔が赤くなる現象の原因と対策をご紹介します。
お酒に強い人は、この悩みを理解しがたいのですが、お酒に弱い人にとってデートや仕事でお酒を飲んだ際に、すぐに顔がに赤くなるのは「恥ずかしい」「仕事の席ではみっともない」そんな風に思ってしまい、悩みの種になっている場合も。
そこで今回は、「お酒に強い・弱いには個人差がある」の原因を踏まえ、自分のからだに合った対策が見つかるように対策を考えてみましょう!
「アセトアルデヒド」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
このアセトアルデヒドは体内でお酒(アルコール)を分解していく過程で必ず発生する非常に毒性の高い成分です。
お酒を飲んで顔が赤くなったり、動悸がしたり、血圧上昇、冷や汗などの現象が起こることを「フラッシャー」と呼びますが、このフラッシャーを引き起こす原因が「アセトアルデヒド」だと言われています。
体内に発生したアセトアルデヒドは副交感神経を刺激する作用があり、顔などの毛細血管が拡張されることで顔が赤くなるとされています。さらに、アルコール本来が持つ血流を良くする作用もあって余計に助長されます。(1)
また、アセトアルデヒドは体内を巡り、頭痛や吐き気、動悸が激しくなったり、様々な影響を及ぼします。
フラッシャーとなる原因は「アセトアルデヒド」の分解能力の違いにあります。
体内に入ったアルコールは、「アルコール脱水素酵素」(ADH)という酵素によってアセトアルデヒドに分解されます。その後、「アセトアルデヒド脱水素酵素」(ALDH)によって初めて、無害な酢酸(アセテート)となります。
ちなみに、上記の酵素は肝臓で作られるため、肝機能を高める働きのある成分(ウコンなど)でアルコール対策を謳う商品があるのはこのためです。
(1)ALDHが「活性」タイプ
アセトアルデヒドを速やかに酢酸へ代謝できるため、酔わずに飲める人です。
(2)ALDHが「低活性」タイプ
お酒を分解する酵素の働きが弱く、多少お酒を飲むことはできますが、基本的にお酒に弱く顔が赤くなりやすいです。
お酒を飲む訓練をしたら飲めるようになった、のもこのタイプです。
(3)ALDHが「非活性」タイプ
全くお酒を飲めない「下戸」の人です。食事の中に含まれるちょっとしたしたアルコールでも顔が真っ赤になってしまう方も。
このタイプはほとんどの場合が顔が赤くなります。
この酵素のタイプは遺伝によって決まっており、残念ながら高めることはできません。
日本人の約40%が「低活性タイプ」、10%が「非活性タイプ」と言われています。
ちなみに、黒人や白人はほぼ100%「活性タイプ」と言われ、お酒に強いのもそのためです。(2)
よく耳にする対策方法は「お水をしっかり飲む」「ウコンを飲む」「肝機能を高める」などではないでしょうか?
しかし実のところ、フラッシャーの原因が、体質的にアセトアルデヒドを分解する「酵素」の能力が弱い(もしくは無い)場合、お水を飲んだり、肝機能を高めたところで「酵素」の遺伝子を変えることはできないので、直接的な解決には繋がらないケースが多いのではないでしょうか。
肝機能強化でアルコール対策については次の記事でご紹介しています!こちらも合わせてぜひ!
アセトアルデヒドを分解する酵素が「低活性タイプ」・「非活性タイプ」の方は、どのようなアルコール対策が必要でしょうか?
例えば、
酵素が「低活性タイプ」の人は少なからず「アセトアルデヒド」を分解する能力を持っています。
この「酵素」を最大限生かすために、アセトアルデヒドを分解する過程で酵素が必要とする「補酵素成分」を摂取してあげることです。
中でもビタミンの一種であるナイアシンは、アセトアルデヒド分解酵素が働くためには欠かせない成分です。
お酒のおつまみや飲酒前後にナイアシンを多く含む食品を取り入れると良いでしょう。
また、酵素はお水がある場所で働くということもポイントです。お酒を飲んだ際にお水を飲むということは、アルコールの排出を促すだけでなく、酵素の働きを助けてくれるという点でも理にかなっています。
さらに、アセトアルデヒド脱水素酵素の働きだけで処理が間に合わない場合は、ビタミンB1を消費するアルコール代謝も進み消費されます。(3)
お酒の席で選ぶおつまみ、飲酒前後に摂取する食事やサプリメントで、ビタミン類を補うことで体内酵素の働きを活用できそうですね。
酵素が「非活性タイプ」の人は持っている酵素を活かすことは非常に困難なため、活性型の酵素サプリメントがオススメです。
肝機能を高めても、酵素が「低活性」「非活性」のタイプの方にとっては、肝臓に負担をかけるばかり。一度試してみる価値はあるかと思います!
アセトアルデヒドが原因となるフィッシャーの症状には個人差があり、必ずしも上記でご紹介した2つのタイプに一致しないケース、ご紹介した対策の効果も人それぞれです。
ご自身の「からだ」や「酵素」のタイプを理解して、ご自分に合った対策をみつけられると一番良いですね。
1つの参考情報にしてみてください。
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KISLipスタッフ
酵素をこよなく愛し、酵素の良さ、大切さを、日本と世界に発信しています。
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