公開日: 最終更新日: カテゴリー:アルコールの分解について 投稿者:KISLipスタッフ
お酒共に付きまとう悩みの原因の元「アセトアルデヒド」
二日酔いの原因と言われている「アセトアルデヒド」を無害なものへ分解してくれる「アセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2」という分解酵素をご存知でしょうか?
飲酒時、アセトアルデヒド脱水素酵素がなければ、アセトアルデヒドが体内に残り、吐き気・頭痛などの体調不良や肝臓への負担も大きくなってしまいます。
お酒を飲むにあたって、アセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2は沢山持っていた方が、顔も赤くならないし、二日酔いにもならない、体への影響も少なくなるので良いですよね。
そこで、今回はアセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2を増やす方法について考えてみました。
是非参考にしてみてください。
アセトアルデヒドとは、アルコールを分解していく過程で発生する非常に強い有害物質です。
アルコールそのものより10倍以上毒性が強く、発がん性物質・細胞の変異原性ともされており、ガンや重病を引き寄せる原因ともなります。
アセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2は、アセトアルデヒドを分解してくれる酵素です。
お酒が体内に入って排出されるまでに、肝臓ではアルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2という分解酵素が働き、アルコールを無害なものへ分解してくれます。
アルコールがアルコール脱水素酵素によって分解された時にアセトアルデヒドが発生します。
アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2によって酢酸に分解されます。
アセトアルデヒドが二日酔いや悪酔いの原因ならば、アセトアルデヒドを分解するアセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2を増やすことが出来れば、悪酔いせずにお酒を楽しめます。
しかし・・・
残念ながら・・・
この分解酵素が体内にあるかないかは遺伝子によって決まっており、変えることが出来ません。
アルコール脱水素酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2が不活性な人が、肝臓に良いと言われている栄養を摂って肝臓を促進させてもアセトアルデヒド脱水素酵素が活性し出すことや増えることはありません。
ですので、お酒が弱い、全く飲めないという人は無理に飲酒することで肝臓に大きな負担をかけることになってしまいます。
体内のアルコール脱水素酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2は増やすことは出来ない。
しかし、外から酵素を補うことは出来ると思います。
サプリメントなどで酵素を摂ることでアルコールやアセトアルデヒドの分解を手助けできます。
特に、酢酸菌が含まれているものであることが重要です。
酢酸菌の表面には、アルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2が存在していると言われており、酢酸菌にこの2つの酵素があることで、アルコールを酢酸に変えることが出来ると言われています。
酢酸菌とアルコールの関係について
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
>>>お酒作りとアルコール分解には、酵母と酢酸が関係している
二日酔いや悪酔いの原因と言われる有害物質アセトアルデヒドを、素早く無害なものにするために必要なアセトアルデヒド脱水素酵素は、生まれつき持っているかいないかは決まっており、増やすことは出来ませんが、意識的に酵素を摂ることで分解を助けることができると思います。
お酒が弱くすぐに顔が赤くなる人や、つい飲み過ぎて気分が悪くなってしまう人、飲んでいる時は楽しいけど二日酔いが辛い人も、アセトアルデヒドの分解が上手く出来ておらず、体内にアセトアルデヒドが残っている状態です。
これまで、お酒と言えば「ウコン」というイメージが強かったかもしれませんが、不足しているアセトアルデヒド脱水素酵素ALDH2を意識して、酵素を補給してみるのも1つの手だと思いますよ!
是非参考にしてみて下さいね。
KISLipスタッフ
酵素をこよなく愛し、酵素の良さ、大切さを、日本と世界に発信しています。
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